国内には多くの株式会社が存在しますが、株式市場に上場している企業の数がどれくらいあるのかご存じでしょうか。
実は4つの証券取引所を合わせて、実に4,000社を超える企業が上場しているのです。
とにかく、おびただしい数の企業が上場しているので、その中から銘柄を選ぶのは大変ですね。
株式投資の基本は、できる限り安く仕込むことと分散投資にあります。
投資の世界で卵は一つのカゴに盛るなと言う格言がありますが、正にその通りですね。
大企業は倒産リスクが少ないと言われていますが、特定の銘柄だけに集中して投資するのはオススメできません。
国内を代表する企業でも倒産はそれなりに起きています。
数年前に、自動車部品大手メーカーが経営破綻したニュースは有名ですね。
企業の倒産は、不景気の影響で業績が悪くなり債務超過になるケースが多いですが、自動車部品大手メーカーの破綻は製品の欠陥が発端です。
グローバル的な規模で重大な欠陥が発生すると、信頼度は瞬く間に下がってしまいます。
ちなみに、その負債額は1兆円を超えたそうです。
当時、その企業の株式を保有していた人は価値がなくなり紙くずになってしまいました。
ですのて、銘柄の分散は大切なポイントとも言えますね。
仮に一つの銘柄が何らかの要因で下落しても他が上がればトータルでトントンになることもあるのです。
そんな私もアメリカの株価が高値の限界と判断し、景況感が悪くなると値上がりする銘柄を購入しましたが予想が外れてしまい瞬く間に含み損状態へ。
その時に購入した他銘柄の株価が予想よりも騰がったので大きな損失は免れました。
改めて、分散投資の大切さを肌で感じさせられましたね。
また、分散投資法で有効なのは、違う業種の銘柄を組み入れることです。
取引所に上場している企業には、もろに景気の影響を受けやすい企業とそうでないものが存在します。
超高齢化社会に突入している日本は介護や福祉サービスの需要が増えていますね。
健康や福祉に関する業界は景気の影響が受けにくいとされています。
また、女性の必需品でもある化粧品関連や生命の維持に直結する食品関係も他と比べて景気の影響をあまり受けません。
そして株は市場が開いていれば1年間絶えず値動きするので、株価が高い月と安い月が出てきます。
なので、購入する月を分散するのも有効な手法です。
その中でも妙味があるのが積立投資ですね。
積立投資のメリットは、日々の値動きにあまり気を取られなくなることです。
ですが、積立投資であれば自動的に口座から引き落とししてくれるので手間要らずなメリットも。
また、積立の設定は自由に決められるので、買うのには高いなと感じたら一時中断すれば良いのです。
積立投資は通常の取引と比べても、手間が少なくて済むので会社勤めの副業としても向いていますよ。