スワップ投資は、リスクが低い投資法だと言われていますが、実はリスクが高い投資です。
理由は、ポジションを長い期間持ち続ける必要があるからです。
1年後の予想よりも、3日後の予想のほうが精度が高いですよね。
もちろん3日後よりも30分後、30分よりも3分後のほうが予想しやすいです。
ポジションを持つ期間が短ければ短いほうが、リスクが低いわけですね。
そこで、長期間ポジションを持ち続ける必要があるスワップ投資にオススメの技があります。
それが、今回ご紹介する「アービトラージ(裁定取引)」です。さや取りや両建てとも言われていますね。
FXにおけるアービトラージとは?
アービトラージとは、同じ通貨ペアに対して売りと買いの両方のポジションを持つこと。
「買建て」と「売建て」に発生するスワップポイントの差から利益を出します。
うーん…。なんだかピンときません‥。
例えば、会社Aの売りスワップが「-80円」で会社Bの買いスワップが「+110円」だとすると、合計「+30円」の価格差が発生します。
この差を利用して利益のみを授受するわけですね。
もうお気づきの方もいるかも知れませんが、この投資の最大のメリットは「為替差を完全に相殺できる」こと。
つまり1年後の相場を予想する必要がなく、利益のみを得ることができるんです。
このように為替差によるリスクをゼロにする手法を「アービトラージ」といいます。
アービトラージのやり方
では、具体的にやり方を解説します。
アービトラージで1番重要なのは、会社選びです。
買いスワップが高い会社と、売りスワップが低い会社を探しましょう。
あとは同時に売りと買いの両方を入れるだけ。
以上です。
基本的に決済するまで放置でOKですが、レバレッジを掛けすぎると、一瞬でロスカットされるので、1~2倍程度に抑えておきましょう。
定期的に口座をチェックできるなら、3~5倍でもOKかも?
また、片方の口座は利益がでますが、もう片方は損失が積み上がっていきます。
片方が証拠金不足によってロスカットしてしまうのを防ぐために、必ず指値・逆指値を入れておくようにしましょう。
アービトラージにリスクはある?
基本的にリスクが低い投資法ですが、まったくないワケではありません。
というのも、スワップポイントは日々変動しています。
今買いスワップが110円でも、1ヶ月後は70円になってるかもしれません。
基本的に放置でも大丈夫な方法ですが、スワップポイント・証拠金状況はしっかり確認しておく必要があります。
まとめ
当たり前ですが、なるべく損失は出したくないですよね…。
アービトラージは、極力リスクを抑えた手法なので、損失が出にくいです。
相場を予想する必要もないので、投資経験がなくても確実な利益を出せるのも嬉しいポイントです。
あなたが管理できる範囲でレバレッジをかければ、利回りも高いですよ。
アービトラージで、どんどん利益を積み上げちゃいましょう!