スマホやWEBカメラのついたパソコンなどがあれば、誰でも気軽に始められる仕事の一つがライバーといわれる動画配信者です。一般的な動画投稿の場合、撮影をした映像を編集し、テロップや効果音・BGMなどを入れて仕上げていく必要があります。生配信という形を取るライバーの場合は、こうした編集作業が必要ないため、動画投稿よりも始めるハードルが低くなっています。
そんなライバーが稼げると言われるのは、視聴者からの投げ銭という形で収入を得られるためです。動画投稿の場合は、収益化するためには一定の条件が設定されている上に、収益化することができても再生数が伸び悩めば思うように稼げないことがあります。
それに対し、ライブ配信という形であれば視聴者数自体はそれほど多くなくても、投げ銭をしてくれる熱狂的なファンが付けば、一般的なアルバイトよりも効率良く稼げる仕事となります。短時間でサクッと稼げるというメリットがあるため、本業終わりに何か副業を始めたいと考えている人にも最適です。
そんな稼げると評判のライバーの仕事を始める際に、目指しておいて損がないのが個人事業主です。ライバーとして収入を得られるようになったら、税金を納める必要があります。本業を持つ人の場合は、1年20万円以上の利益が出れば確定申告が必要です。知名度が低い間は、1年で20万円を稼ぐのは大変と感じてしまうこともあるでしょう。ただ、人気が出れば一気に収入が増え、本業を超える程稼げるようになることも少なくないのがライバーです。
収入が増えてくると、大きくのしかかることになるのが税金です。少しでも税金を抑えたいという場合は、控除が増える個人事業主という形を選んでおいて損がありません。個人事業主になるには、税務署に開業届を出す必要があるだけでなく、その後は帳簿の作成も必要です。そのため、普通に確定申告を行うよりも、手間がかかることになります。ただ、税金面ではかなりお得となるため、収入が増えてきたら個人事業主になることを考えておくと良いでしょう。
個人事業主になるためには、本業を辞めなければいけないのではないかと考える人もいるでしょう。しかし、本業を持つ社会人でも、個人事業主になることは可能です。会社が副業を禁止している場合は、個人事業主として届出を出すことでトラブルに発展する可能性があります。しかし、副業を解禁している会社であれば無理なく個人事業主となることができるでしょう。